☆古い汚れはチョークを使う
万年筆などの水性のインクをカーペットの上にこぼしてしまったら、中性洗剤とお酢を使ってふき取る。高価な段通(ペルシャジュータンなど、模様を織り込んだ厚い敷物)のようなものでなければ、牛乳を使って念入りにふいてみてもいいでしょう。
サインペンやマジックの油性インクのよごれ、何だかわからないシミなどは、ブタノールというアルコールの一種で取れますが、純毛以外はNGです。
また、いつつけたのかわからないような細かいヨゴレがあるときは、このとっておきの裏ワザをもためしてみるといい。
チョークの先にアルコールをつけて、それでヨゴレをこすり、乾いてから、ブラシではたき落とす。ヨゴレ落とし用のチョークも市販されているので、それを使ってもいいでしょう。チョークの色とカーペツトの色を合わせたほうがより目立たず効果的。
☆毛皮の敷物はシャンプーとリンスで
カーペットの上の熊皮の敷物、羊やカンガルーの毛皮の保存の仕方。
毛皮は直射目先や湿気には弱いので保管場所に十分注意すること。
毛皮といえども人間と同じ動物の毛である。ヨゴレが気になってきたら、シャンプーを少量のぬるま湯に溶かして、それでふくといいです。ペット用のドライシャンプーを使う手もあり。
毛皮をゴワゴワにしてしまわないように、薄めたリンス液でふくの効果あり。
☆畳に付いてしまったガムをとる裏技
畳にガムが付いてしまったらベンジン、塗料用シンナー、ジッポオイルなどをタオルに染み込ませて真ん中に寄せるようにしてあげます。ガムがソフトになってくるので、大体はそれで取れるでしょう。
畳の目に入ってしまったガムを取り除く場合は、乾いたタオルをあて布して畳にアイロンを当ててあげます。タオルにガムが付着して取ることが出来ます。
その後、ベンジンや塗料用シンナー、ジッポオイルをつけた竹串、爪楊枝で畳の目地から取り出します。
☆畳の日焼けを回復させる
畳の日焼けが気になったら、まず、掃除機をかけたあと、乾いた布かスポンジでカラぶきする。その後、日に当たって色焼けしているところを、ぬるま湯に酢をたらしたものを布につけてふくと、黄ばみが取れる。
☆畳の目に入りこんだタバコの灰のとり方
タバコの灰など、粉状のものを畳にこぼした場合は、あわててタオルでふいてはいけません。畳の目に入りこんでしまって余計に取れなくなります。
そんなときの裏ワザ。汚れの粉の上に粗塩をまいて畳を軽くたたくと、目につまっていた粉がたたきだされて塩にまじり、掃除機で吸い取りやすくなります。
結晶の大きな粗塩が、たたいてとびでた粉を水分でキャッチし、畳の中に戻れなくなった粉を掃除機が吸うわけです。よくできてます。
☆畳についた家具のへこみを直す
部屋の模様がえをすると、畳にタンスの跡だけが青々として、そのうえへこみがで
きてしまったりします。
この家具などのへこみは比較的簡単に取れるので、試してみてください。
まず、ぬれ雑巾を当ててアイロンをかける。スチームアイロンでももちろんOK。
☆畳にとって湿気 は、大敵
湿気は畳にとって大敵です。湿気がこもると、カビが生えたり、ダニが発生します。
まめな換気を心掛けましょう。
また、初夏の天気のよい日に、畳を上げて風を通すと、カビやダニの対策にもなります。最後に、畳を上げた床と畳の裏をていねいに掃除機をかけることが大事です。
☆畳にカビが生えた場合の対策
カビは空気中から取り入れられるホコリなどの栄養素と一定の温度、一定の湿度によって繁殖します。カビの繁殖の条件は、5℃~45℃の間で繁殖して、27℃~28℃が一番活発に繁殖します。湿度は60%以上で繁殖し80%を超えると急激に加速度を上げます。共働きなどで日中の換気不足のお宅は、有注意ですね。
もし、畳にカビが生えた場合は、薬局で、「消毒用エタノール」を購入し、タオルにスプレーして畳を拭き上げていきます。においがあるので換気をよくして作業しましょう。エタノールは薄めずに、そのままタオルなどにつけて拭きます。
アルコールは殺菌力が強く、しかもすぐに揮発するので、カビの拭き取りには最適です。また、他に身近で有効なのがお酢やクエン酸、オキシドール水溶液です。
酸も漂白効果があります。
☆畳の焼け焦げを取るには
たばこの焼け焦げをつくってしまったら、小さなものならオキシドールを脱脂綿やタオルなどにたっぷりと染み込ませ、たたきながら脱色してみます。
黒さが取れれば目立たなくなるでしょう。
黒さがとれない場合は、使い古しの歯ブラシなどで、部分的にこすっていきます。
この際強くこすり過ぎないように注意します。
オキシドールは、脱色、漂白、殺菌作用があります。
オキシドールが乾いたのち、確認して落ちていない場合は数回試してみましょう。
☆畳にインクをつけてしまったら?
万年筆のインクなどを、うっかり畳の上にこぼしてしまったら、すぐに布かティッシュペーパー、もしくは、塩があれば塩で吸い取る。しかしそれでもシミは残ってしまう。
そこで、牛乳をシミの上に少しかけて布でこするワザをためしてみよう。
何回かくり返すうちにシミは消えてくるはずです。
油性のマジックインクがついてしまったときには洗剤を使います。住居用のアルカリ洗剤を歯ブラシにつけてこすります。このとき、かならず畳の目に沿ってこするようにすることをお忘れなく。